(c)shinichi kyousen suzuki2003 / 無断転載お断りします

松井如流  自詠自書の世界

すがしきその眼もて異国のわれらをも見おろし給ふ この北魏佛
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アカシヤの高き並木のつゞく道 
青きゆふべの空がのぞけり

雨ぐもの中よりけはしき線みえて 終南の山はかげうすくたつ

− 中國詠草 −

「黄河の歌」   第6回朝日現代書道二十人展 (1962)  

やや暗き階段の上に光るばかり 花開きたる鉢の白百合
      中國遊草の一  (昭和三十六年)

(昭和33年)

かん高く異邦の人のこゑひびき朝より暑し北京の日々
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光りつゝ目に入る黄河のゆたかなり 涯なき土と空との中を